2008年4月14日月曜日

G7共同声明(抜粋)。ユーロ/ドルに仕掛け的な動きも限定的。

週末にG7共同声明が発表され「急激な為替変動を懸念する」との
内容があり、朝方仕掛け的な動きがあり、一時、ユーロ/ドルで
ドル買いが進み1.57ドル近辺までいきましたが、買いは続かず
再びドル安に戻っています。欧州時間でも少しドル高に振れる
場面がありましたが、こちらも限定的。再びドル安が進行し
21:00時点では、1.58ドルを回復し、1.5860近辺までドル安が
進んでいます。ドル/円も同様な動きで101円を回復する場面が
ありましたが、21:00時点では、100円40銭近辺までドル安が
進行しています。
G7では、協調介入などの突っ込んだ話はなく、米国はドル安を
やや容認の雰囲気があったみたいです、為替にはあまり効果は
ないんですかね...。

これからNY時間になってきます。流れは変わわるのか
少し注視してみます。

ひとまず、G7共同声明の内容をまとめておきます。

●G7共同声明(抜粋)

・世界経済は引き続き困難な時期に直面している。
 → 短期的な世界経済見通しは悪化
 → 長期的には回復力を有していると確信している

・景気見通しに対する下方リスクが残存している
 → 米国住宅市場の低迷や国際金融市場の緊張状態
 → 原油や一次産品の価格高騰によるインフレ圧力

・国際金融市場の混乱は長引いている
 → リスク開示を改善し、資本増強する金融機関の努力を歓迎

・強固で安定した国際金融システムが共通利益である
 → 主要通貨において時として急激な変動は懸念している
 → 為替市場をよく注視し、適切に協力する
 → 人民元の柔軟性を向上させるとの中国の方針を歓迎している
 → 人民元の実効為替レートのより速いペースでの上昇を促す

・FSFの以下の勧告を2008年末までに実施することを支持する
 → 資本、流動性、リスク管理についての健全性監督強化
 → 透明性や価格評価の向上
 → 格付けの役割や利用法の変化
 → リスクに対する当局の対応の強化
 → 金融システム危機への対応強化

・IMF改革に関する顕著な進展を支持
 → 年間1億ドルの歳出削減を含む、財政への進捗を歓迎
 → 低所得国の発言力を増大させつつ、新興市場国の比重を拡大

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